建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2002年5月号〉

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「ルネッサなんば」の新ランドマークが7月にオープン

大阪の文化・情報発信拠点に期待

大阪市住宅局・(仮称)湊町リバープレイス

大阪市住宅局が建設を進めている「(仮称)湊町リバープレイス」がまもなく竣工、7月にオープンを迎える。
建設場所は、大阪市のほぼ中央、多機能複合都市「ルネッサなんば」として生まれ変わりつつある浪速区湊町地区の最北端部。道頓堀川に面したこの地区は、水辺を生かしながら、潤いとゆとりのあるウォーターフロントゾーンを目指して再開発が進められているが、その中心となるのがこの「湊町リバープレイス」だ。敷地内には、既存施設として地下にjrの引き込み線、地上には阪神高速道路が走るが、リバープレイスはこれらと一体となった建物と屋外に広がる立体広場から構成される。
施設の目玉は、ロック、ポップス等のコンサートや映画上映を楽しめる1,500人収容のスタンディングホール。舞台には十数台のムービングライト、客席中央上部にも直径約7mのリングに固定式照明を備え、舞台と客席が一体となった照明を演出。音響は国内外で評価の高いスピーカーシステムを導入し、客席の全ての位置で同じ音質の音楽を楽しむことができる。
また、立体広場には、音楽ホール出口及び3階エントランスホールから出入りできる広場と、道頓堀川沿いの遊歩道に至る最大幅約40m、100段をこえる大階段を設け、水辺に調和しながら、さまざまなイベントをサポートできるようにする。
外観は、ユニークな正八角錐の形をしたダイヤモンド型のデザインを採用。“ミナミ”の新しい文化拠点を強く印象づけ、新しいランドマークとして、文化・情報発信拠点の一翼を担うことが期待される。

<施設概要>
 1階 玄関ホール・駐車施設
 2階 阪神高速道路施設・立体広場
 3階 エントランスホール・立体広場
 4階〜6階 音楽ホール
 7階 テナント(fm大坂)
 敷地面積 約16,200m2
 建築面積 約10,900m2
 延床面 約21,000m2
 構造規模 SRC造一部S造、地下2階、地上7階 
最高高さ 44.9m

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